私が04年10月に手に入れた音源の紹介です。
今月「も」買い過ぎです。明らかに。32枚。
でも(?)バラエティに富んでおります。
クラシック〜民族音楽〜ポップス〜ジャズ〜HIPHOP…
だからなんなんだという感じですが、
「音楽が最大のインスピレーション」をキーワード(いいわけ)に
今日も色々と聴いております。
●Scar Face/The FIX
デフ・ジャム サウスの首領、スカーフェイス。
彼の去年(だったと思う)の作品。プロデューサー陣に
カニエ・ウエストなんかもいたので買ってみました。
元々HIPHOPのサウスものは自分には合わない、と
思っていたのですが(リル・ジョンとか)、これはいい!
乾いたソウルフルを感じます。
●Home Made 家族/SUMMER TIME MAGIC
少し話題になっていたので日本語HIPHOP好きとして聴いてみました。
う〜〜〜ん、ポップすぎる…。
楽しめませんでした。
●LITTLE/I SING,ISAY
活動休止中のキックザカンクルーのリトルのソロシングル。
色々とキック自体はディスられてますが、彼はかなりのスキルの持ち主。
でもソロシングル買うほど好きでもないんだけど、
カップリング「踏み上がり」で餓鬼レンジャーのヨシが
参加しているの買い。ヨシのバースが素晴らしい!!!
ラップってなにが面白いの?という人に対するわかりやすい一つの解答。
韻を踏むということにこだわったこの曲。フロウ込みでヨシすげぇ!
「『みんな進化した韻がいいんだぜ』と言い出した舌in the 銀座線
いーか?死んだ目でみんな見んじゃねー この珍場面は神話です」
普通に読んでも楽しくない?踏みまくり!
●Try-tone (Jp)/A Cappella Love Songs
アカペラで日本のスタンダードポップスを歌っています。
これからの季節にはいいですな。
例えば、クリスマス・イヴ(山下達郎)、白い恋人達(桑田佳祐)
らいおんハート(SMAP)、EVERYTHING(MISIA)
CAN YOU KEEP A SECRET?(宇多田ヒカル)などなど…。
私的問題はアレンジがちょっと古臭く感じます。
なんかこうレースとか編んじゃう時に聴いてそうというか…。
●V.A./blue break beats vol.3
いわゆる「使えるビート」満載のこのシリーズ。
その第三弾。CD化されていないのも入っていたりと
とても好きなシリーズです。
私的ハイライトはビースティーボーイズ「sure shot」の元ネタかな。
やばいフルートです。他にもいいジャズ入ってます。
とはいえスタンダードな8ビートジャズじゃないからね。
●Alicia Keys/songs in A minor
きゃ〜最高。夏?に出た2ndアルバムで恥ずかしながら
彼女の事を知って1stも買ってみました。
いや〜、こりゃすごいね。詳しくは2ndとまとめて
「music」に載せようかと。年末最後にね。

●V.A./Di VIBES
う〜ん、楽しめそうだと思ったのですが、いまいちでした。
この種のレゲエはバックトラックがどうしても好きになれません。
ポッセカットみたいのもあってちょっと期待したのに、
それはなんか流れがゆっくりでね…。熱くなかったなぁ。
●金原千恵子 / A Espera
ヴァイオリニストのソロ第2作め。
井出靖による、ラテン/ブラジリアン風味のプロデュースワーク。
でも全体的にオシャレでいい意味で軽い感じです。
でも個人的には長くは聴けないかな。
もう少しバリエーションがあれば良かったんだけど。
●Insight/The Blast Radius
前にご紹介したInsight、1stよりも先にリリースされるはずだった
ある意味1stな2nd。一言でいうと最近流行のジャズHIPHOP(?)です。
全曲セルフプロデュース。
すごくいい。だけどなんかスキがないといいますか、
遊びが少なく思えてちょいと窮屈な感じが。優等生な感じというかね。

●Jungle Brothers/Straight out The Jungle
クラシックと名高いこのアルバム。
ここからネイティブタンの伝説は始まりました。確かに素敵。
でも個人的にはやはりネイティブタン一派では
DE LAかな〜。
●V.A.(ファーサイド)/PEACOCK
ファーサイド名義のようでいて結局どうなの?っていう
アルバムです。でもファーサ
イドの音に近いしいいかんじ。
ただやはり2ndまでの楽しさはあんまりないかな。
どんどんとクールになっている感じです。
いや、全然悪くないんですよ。むしろいいけど、
「ファーサイド」が好きだった自分としては物足りないですね。
●classical  ever!−by REQUEST−
世界中で1,000枚以上のセールスを突破。すごいね、EVER。
あんまりクラシックはわからないけども、
聴きたくなったのでとりあえずこれを手にしました。
誰か僕にクラシックの手ほどきしてください。

V.A./KISS KISS BANG BANGサントラ
映画は未見ですが、ジャケットがかわいい上に
安売りされていたので買いました。
60年代感が全面に出ていてキュートでポップ。
なかなか使える1枚ではないかと。
●GORE-TEX/RELOAD
最近日本のHIPHOPがつまらない、とはここおでもよく書いている
事なんですが、これは面白かった。Gore-Tex自体はニトロのメンバー。
まぁ昔からシーンにいる人なんですが、初アルバムです。
これがね、重くていい。彼のラップでアルバム1枚は疲れるかな、
灯ったけども、ゲストの入れ方やラップの仕方でおいしかったです。
トラックも様々なトラックメーカーが参加しているものの、
統一感があり、重めでドープな中でのバリエーションがいい。
なんとなくいい意味で94年頃に出ていそうな雰囲気もいい。
これは買いですよ。同時期に出たニトロの2ndよりも断然こっち。
●Akiko Grace/東京
Akiko Graceが「和」をテーマに取り上げ、
大衆性と芸術性の接点を追求した作品。これがいいんです。
The Boomの「島唄」なんかもありながら、童謡的なもの、
その他ビッとした緊張感のあるものまで独自の美意識で
貫かれているクールだけど、物凄い熱を秘めた作品です。
●V.A./B-BOY PARK 2003
縮小方向に向かっているように見えてしまうB-BOY PARKサントラ。
ここまでのアンセム曲は網羅されております。
また外人21瞑想のMCバトルでの音源も収録。
なんかね、言い方悪いけど、もうシーン幻想は
とっくに終わっていると思うのですんごく微妙な感じがします。
日本のレゲエの方がよっぽど丁寧に広がっている気がする。
●Chet Baker/Chet
チェット・ベイカーの多くの作品の中でも、
最もロマンティックなジャケットの一枚に数えられる
リーヴァーサイドでの作品。
“アローン・トゥゲザー”これ聴いてみて。
でもなんでこんなにチェットのトランペットは泣きを感じるのだろう。
●ジャー・パンファン/遙farway
二胡の音色。奇麗だなぁ、とは思いますが、全身ではまだ楽しめません。
●チェン・ミン/
同じ二胡でもチェン・ミンさんはライブで見た事があるので
親近感があるし、どうしても楽器の音色が女性的なので
女性の感性で演奏される方があっているように感じてしまう。
まぁこの種の音楽は詳しくないので思い付くまま。
●Luv Tina/Respeto
Tinaのフェイバリットソングのカバー集。
「Just The Two Of Us」や「Billie Jean」「Long Train Runnin'」
などの素敵な選曲です。Tinaも楽しそうに歌っております。
個人的にはもう少しオリジナルのアレンジを大きく変えてみても
良かったかな、と思います。

●小林旭/アキラ4
小林旭のコミックソング系のベスト。数々の名曲(?)が!
彼は昔アイドルではなかったのか?どういう位置付けだったのかが
見えないオモロ作品集です。
●Later with Lakatos / Lakatos and his Ensemble
「超絶!バイオリン弾き」というキャッチに惹かれた
クラシックものです。芸術的にどうかというのは分かりませんが
「技を披露し楽しませる」と「曲でも楽しませる」が
両立しているようでした。
●芸能山城組/芸能山城組入門
彼等のベスト的作品。叫び声から始まるんだよなぁ。
音量上げていたのでかなり驚きました。
私は彼等を「AKIRA」で知ったのですがそれ以来たまに聴いていました。
世界中の音楽を独自の視点で解釈をしているところが好きです。
肉感的なところも好きです。
●バリのジェゴグ−巨竹激奏
たま〜に聴きたくなるけど、1曲目だろうと3曲目だろうと
違いが分かりません。「気分」でしか聴けておりません。



●キリンジ/3
70年代のポップスはリアルタイムでは聴いておりませんが、
その頃の空気感を持った、上質の現代のポップスという感じです。
なんてカテゴライズしていいものかわからないのですが、
ファンキーだけど、都会的、いやアーバンメロウな感じといいますか…。
とにかく名盤ですよ。名曲「エイリアンズ」は必聴なり。
●徳永英明/SINGLE COLLECTION 1986~1991
中学時代を思い出して。
いや、80年代の音の響き方といいメロといい、声といい、
結構よいのです、今聴いても。当然青春時代の個人的な想いが
詰まっているっていうのもあるとは思いますが。
なんにせよ「レイニーブルー」が後半あんな展開だとは忘れてた。
●The Bad Plus /GIVE
「史上最轟音のピアノ・トリオと評されるロック系のサウンドは、ジャズのみならずロックをはじめとする様々な音楽ファンから注目を浴びた」
という宣伝文句を見て聴いたのですが、私的にはいまいちです。
やはりロックの血が流れていないからかしら?
●Weather Report/8:30
ジャコ〜アースキンを含む気最強のメンバーによる最強のライブ。
しかも内容はベスト盤的作品。いやぁ〜熱い!
インプロも充分楽しめます。
でもハンコックとかよりもクールというか理知的なにおいがします。
「イン・ア・サイレント・ウエイ」「サンクス・フォー・ザ・メモリー」など意外な作品も収録。素晴らしい。
●Beastie Boys/To the 5 Boroughs
いやぁ、こんな大人になりたいです。
バックトゥべーシックといいますか、オールドスクール感も濃く、
楽しめます。いい大人だなぁ。
アルバム未収録だけど、「Ch-Check It Out」の
ジャストブレイズリミックスはカッコイイなぁ。あがるあがる!

●KREVA/音色
アルバム発売が迫っていた頃に興味を持ちました。
リトルのソロは評判がいい。で、KREVAも色々な掲示板を
見ると同じ評価なんですが、アルバム宣伝をしながら
メディアに露出している姿、あれは格好いいのか?
顔の問題じゃなくてね。微妙じゃない?
そんな微妙感が詩にも現れているようで…(続く)
●KREVA/ ひとりじゃないのよ
はい、上からの続きです。
なんかね、恥ずかしいのです。KREVAの歌詞は、私的に。
だから聴かないってわけでもないんだけど。
優れたトラックメーカーだとも思うんですけどね。
でもこの恥ずかしさはなにか…。

●De La Soul/The Grind Date
待ちに待った新作!!!洋モノHIPHOPで一番好きなアーチストと言っても
過言ではまったくない、デ・ラ・ソウルの新作だぁ!
期待を裏切らず、というよりも前2作があまり好きでない私だったので、
逆に期待をいい意味で裏切ってくれました。いやぁ、ファンキーで
遊び心に溢れていてかっこいい。トラックはソウルフル。
それでいてデラをプロデューサー陣、心得てます。
Mike West、Jay Dee、Madlib…。豪華や…。
ゲスト陣もいい。
FLAVA FLAV、ゴーストフェイス、コモン……。

ジャケ、と内ジャケ、これも見て下さい。センス良すぎ。
専門誌のレビューだと物足りない、みたいなこと書かれてましたが、
そんなにコンセプト、コンセプトしてなくて逆に楽しめたよ。僕は。